>HOME >小林 勇人 小林 勇人 2012/10/20 「ワークフェアと福祉政治――カリフォルニア州の福祉改革の分析」 宮本太郎編『福祉政治』(橘木俊詔・宮本太郎監修・シリーズ「福祉+α」全7巻第2巻)ミネルヴァ書房,151-67,8章. ミネルヴァ書房:http://www.minervashobo.co.jp/ ■目次 概要 1節 再編期福祉国家の福祉改革 2節 アメリカの福祉改革の背景と分析視角 ▼福祉改革の背景 ▼福祉改革の分析視角 3節 カリフォルニア州の福祉改革 ▼カリフォルニア州の福祉政治 ▼連邦政府による福祉改革からの影響 ▼リバーサイド方式とGAINの評価 4節 福祉実験と福祉政治 ▼「政治的均衡」の崩壊 ▼「上から」と「下から」の福祉改革 文献 cf 巻末の文献案内(189頁) ■言及・紹介 ◆Okura, Sae, 2013, 「生活保護制度の政策過程における福祉団体の行動様式――2000 年代の生活保護改革を事例として」the 18th Biennial Conference of the Japanese Studies Association of Australia at the Australian National University from 8th to 11th July 2013. http://japaninstitute.anu.edu.au/sites/default/files/u6/22_Sae_Okura-JSAA2013_Final.pdf ◆宮本太郎,20121020,「はしがき」宮本太郎編『福祉政治』ミネルヴァ書房,i-v. 「『制度』の形成と『言説』の政治についての各章での掘り下げに続いて、第8章『ワークフェアと福祉政治』(小林勇人)は、新しい福祉体制をとらえるキーワードの一つであるワークフェアについて検討する。ワークフェアは、一方では福祉改革のあり方をめぐる『言説』・アイデアであると同時に、他方では現実に現れつつある『制度』でもある。小林は、アメリカのワークフェア改革、とくにカリフォルニア州のケースについて詳しく分析し、ワークフェアというアイデアがどのように生み出され、いかなるかたちで制度化していったかを明らかにする。公的扶助受給者に対する厳しい世論を背景に、政策評価のあり方も絡んで早急な就労を求めるかたちのワークフェアが選択されていった経緯は、ここまでの本書の議論をふまえて読むとなお興味深い。」(iv) UP:20111107 REV:20120726, 0822, 1011 ◇アメリカのワークフェア ◇カリフォルニアのワークフェア |